
突然ですが、「子育てしている」と聞くと、どのようなイメージがありますか?
にぎやか?
楽しそう?
そういったポジティブなイメージよりも、
現代日本では、
「子育て」というと、
「大変そう」という、ネガティブなイメージを持たれる方が多いかもしれません。
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2010年の国勢調査によると、児童(6歳以下の子ども)がいる世帯数は、
約1232万4千世帯で、
全世帯の25.3%だそうです。
30年前の1986年は、46.2%と、約半分程度でしたが、
現在は、4分の1にまで減っています。
つまり、今の日本では、子育て世帯は「マイノリティ」だと言えます。
子育てが大変そうだと感じるのは、
子育てしている人が多数派ではないことに起因しているように思います。
子どもが身近にいない方が「普通」だから、
子どもが騒いだり、泣いたり、走ったり、うるさかったりすることが、
「迷惑」だと思う人が多く、
それに「恐縮」してしまって、
肩身が狭い想いをしている親御さんが多いのではないでしょうか。
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私にも、2人の子どもがおり、東京で生活しています。
東京と言う都会で子どもと生活していると、
1日に100回くらい謝っているんじゃないか、と思うことがよくありました。
道を歩いているとき通行の邪魔ですみません、エレベータ乗るとき場所をとってすみません、ドアを開けるのに手間取ってすみません、トイレ二人分で時間かかってしまってすみません、食べこぼしてすみません掃除します……。
擦り減るくらい、気を遣って生きているかもしれません。
そんなとき、
道行く誰かに、「かわいいお子さんね」「元気でいいわね」と声をかけてもらったら、
どんなに嬉しかったことか……
私、ここで子育てしてもいいんだ、と救われた気になります。
いえ、言葉はなくても、
子どもに向かって「にこっ」と笑いかけてもらっただけで、
ここで子育てしていることを認めてもらった気がしたのです。
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この4月に下の子が幼稚園に入り、私の子育て生活は少し落ち着き、
平日に子どもと一緒に過ごすことがなくなりました。
一人で街を歩いていると、子どもを連れたお母さん、お父さんをたくさん見かけます。
子どもを連れているその姿を見ると、
「こんなに可愛い子を産んでくれてありがとう」
「毎日この子を育ててくれてありがとう」
と感じずにいられません。
でも、そんなことは言葉で伝えることは難しいので、
その気持ちを込めて、お子さんに、にっこり笑いかけることにしました。
その気持ちが伝わるかどうかはわからないけど、
私がかつて、道行く人の笑顔に救われたように、
そんな風に感じてくれる人がいればな、と思います。
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子どもは、愛情を受ければ受けるほど、心豊かに成長するような気がします。
そして、
「愛情を受ける」というのは、「笑顔を向けられる」ことなのではないか、
と思うのです。
道行く人、もう二度と会うことはないかもしれない、
そんな他人からも笑顔を向けられることで、
その子の中に愛情がたくさん積もればいいな、と願います。
子どもににっこりと笑いかけることで、
たくさんのお子さんの中に、愛情が積もりますように。
たくさんのお母さん、お父さんが、子育てしている喜びを感じられますように。
そう思うと、
赤ちゃんや子どもににっこり笑いかけること、
これってとっても素敵なことのような気がして、
自分ひとりだけで実行するのはもったいない!という思いから、
「赤ちゃんにっこりプロジェクト」として、
プロジェクト化することにしました。
これが、「赤ちゃんにっこりプロジェクト」が生まれた経緯です。
あなたのぜひこのプロジェクトに参加してみませんか?
参加方法はとても簡単、
道行く赤ちゃん、子どもを見かけたら、
にっこり微笑むだけです。
そこから何かが変わるかもしれません。
大きなものは変わらないかもしれませんが、
少なくとも、目の前の赤ちゃんの表情は変わるかもしれません。
変わるかどうか、ぜひ一度、お試しください。
そして、
その笑顔がつながればいいなと、心から願います。
2016年5月16日
「赤ちゃんにっこりプロジェクト」発起人:洪愛舜